知的財産教育の取り組み 紀北工業高等学校製作 |
知的財産教育の取り組みを通じて得たこと |
「知的財産」の勉強を通じて学んだこと。それは貴重な知識だけではなく、多くの人との出会いもその一つ。生徒たちはこの貴重な学びや出会いを大切に、これからの将来に役立てていくことでしょう。多くの思考錯誤から発見する喜びや、何事にも諦めずに挑むチャレンジ精神…。実際現場で働いている方々の話を聞くことで、「ものづくりの楽しさ」と共に「働くことの意義」について知ることができたのです。 |
取り組みを進めていて感じたこと |
「もっと早い段階で知的財産について学びたかった」や、「初心者が知的財産を勉強するための本、教材が少なく学ぶ入口が狭かったと思う」という声が、生徒たちからあがっています。化石燃料が少なく、自給率が低い日本では、技術開発や知的財産が世界に対抗する大きな鍵。未来をつくる技術者を育てる当校では、今こそ知的財産教育の取り組みをもっと進めていかなければならないのではと考えています。
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知的財産教育を学習指導要領に位置づけ |
現状では、平成15年から工業技術基礎で産業財産権の学習を取り入れています。2ページにも満たない内容で、制度の説明のみ。日本が知的財産立国を目指すなら、系統的な知的財産教育を日常生活において自然に浸透させていくことが必要だと考えます。総合学習、実習、課題研究、各教科での取り扱い、連携を取りながら今後、知的財産教育を推進していくための体制づくりの確立が望まれています。 |
知的財産の資格や検定の導入 |
「特許情報活用アドバイザーの方の実技講習では、説得力のある説明でより専門的なことが学べ参考になった」。そういう生徒たちの声を聞くと、資格取得に向けた目的をもった取り組みは、モチベーションの維持やレベル向上にもつながるものと考えます。今後、資格取得や検定など、知的財産を生かした進路選択が可能となる社会整備と、一定レベル以上の知的財産教育ができる環境整備が必要であると考えます。 |
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自動水やり機の研究 |
水耕栽培の研究 |
特許制度の講習 |
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和歌山県立紀北工業高等学校 パンフレット kihokukogyo19.pdf (2141KB) |